プロフィールムービーとは新郎・新婦の生い立ちや、２人が出会ったなれそめ、そして、結婚に至るまでをゲストの方に向けて自己紹介をする映像動画のことです。最近はこのプロフィールムービーを自作するカップルが増えています。理由はこのような動画を簡単に作成できるツールが充実していますし、PCだけでなくスマートフォンでも簡単に作れるようになったからです。また、制作する過程も結婚式の日に向けて楽しみな気持ちにつながるからです。しかし、時間がどうしても取れないという方や、よりクオリティーの高いものを制作したと思ったら映像の制作会社に依頼するのもよいでしょう。ここでは自分たちでプロフィールムービーを制作する場合のコツを紹介します。
1.作成する映像データを確認すること
映像データは、「.mov」や「.mp4」や「.avi」など様々な種類があります。式場で対応している動画ファイルの形式で納品しないと再生ができません。ですから、作成した映像データを勝手にDVDに焼いて持ち込むようなことはせず、どのような形式で持ち込むかを、あらかじめ式場に確認しておきましょう。
2.上映する画面のサイズを確認すること
映像のサイズが合わないと、映像が歪んでしまったり、見切れてしまったりしてしまいます。式場で対応する画面サイズは主に、「16：9」か「4：3」なので、どちらを採用しているか画面のサイズを確認して編集するようにしましょう。
3.使用するBGMをISUMで申請をすること
BGMには著作権があります。勝手にコピーしたり、DVDに焼いたりすると違反ですので、式場で上映を拒否される場合があります。必ず許可をとるようにしましょう。その際ISUM（一般社団法人 音楽特定利用促進機構）から楽曲を選び、使用許可の申請を行うと便利です。
ISUM
プロフィールムービー制作の手順は次の通りです。
1.BGM選び
2.構成
3.写真選び
それぞれを説明していきます。
プロフィールムービー制作にとってBGMはとても重要です。BGMによって、コンセプトや長さや写真を表示するタイミングを決めていくことになるからです。BGMの選び方の注意点は以下の3つです。
① TPOにそぐわないBGMは選ばないようにしましょう。
プロフィールムービーの目的は自分たちのためではなく、ゲストの方に向けたものなので、自分たちが好きなジャンルだとしても、シーンに合わないBGMは選ばないようにしましょう。
② BGMは1～2曲程度選択しましょう。
プロフィールムービーは約５～８分ぐらいでまとめていきますので長すぎたり、短すぎたりするBGMは避けるようにしましょう。
③ メリハリの効いたBGMを選ぼう。
2曲以上の場合、オープニングはPOPなもの、後半は感動的なバラードなどメリハリをつけるとドラマチックになるのでおすすめです。
また、選んだBGMは著作権の関係からISUM（一般社団法人 音楽特定利用促進機構）や販売元のレコード会社などに、使用許可の申請を行うようにしましょう。
①オープニング
②時代順に新郎プロフィール＆新婦のプロフィールを交互に映す
③出会いのエピソードをテキストで入れる
④お付き合いしてからの２人の写真～現在の写真
⑤感謝の気持ちや抱負などをテキストや音声で入れる
最後に写真選びです。写真選びは以下の3点に気をつけましょう。
①写真は流れが分かるように途中の抜けがないようにする。
写真で新郎新婦の成長の過程を見てもらうので、途中の写真を省くと不自然なプロフィールムービーになってしまいます。
②集合写真や関係ない人が移りこんでいる写真は使用しない。
画面から遠い人が見えない場合もあるので、本人が小さく映っていたたり、集合写真だったりするものはできるだけ使わないようにしましょう。
③写真はスキャナーで読み込むか、スマートフォンで写真を写し、データにする。
写真はデータにしないといけないので、昔の写真をデータ化させなくてはいけません。
ここでは、無料で使え、使いやすい動画制作・編集ソフトを2つ紹介します。
1.Windowsムービーメーカー
WindowsのOSを使用している方が無料でダウンロードできるソフトです。
Windowsムービーメーカー
2.iMovie（アイムービー）
MacのOSユーザーにはiMovie。スマートフォンアプリでも利用できるのでとても簡単に動画制作・編集が可能です。
iMovie
いかがでしたでしょうか。結婚式のプロフィールムービーは、気をつけるポイントをおさえて、シンプルな流れで制作することがコツになります。２人で思い出を辿りながら楽しくプロフィールムービーを作ってみてはいかがでしょうか。
